子供だからという親の甘え

マンションに関する法律は区分所有者(部屋の持ち主)に公平です。

例えば投票権。
『うちは夫婦2人名義で1部屋持ってるのよ。』
と言った場合は投票権2では有りません。
2人で1つをマンション全体で見た床面積の比率で掛けた分が一般的な投票権です。

所有者でない家族は『同居人』でしかなく、『共用部分を使ってもいいよ。』位で、『共用部分を当然のように使えて当たり前の権利』はありません。

いい例が駐輪場です。
街中のマンションは敷地面積に限りが有り、慢性的な駐輪場不足に悩まされます。

母親の立場の人が『うちの子供が自転車を停められないじゃない!』
と、ヒステリックに喚くのに遭遇する事が多いのですが、
そのような場合、私は、
『あんたの子供はマンションの所有権者でしたっけ?管理費払ってましたっけ?何の権利があって他の区分所有者の駐輪する権利を取ろうとしてるんですか?』
と心の中で言っています。

何故、はっきり言わない?
それは以前、キッパリ言った時に、
『法律が何よ!そんなの関係無いわよ!子供優先よ!』
と逆ギレされました。

感情的になった母親は、目隠しされて前しか見えない馬みたいだと思いました。

いくら将来、私の年金を支えてくれる(かもしれない)子供のためでも、他の区分所有者が全く駐輪場が使えないようには出来ません。
『駐輪場が全く使えなくてもよい』
と駐輪場が使えなくなる区分所有者が
駐輪場を使う権利を放棄しない限りは。

『子供だから』の一言で何でも思い通りにしようとする親に言いたい!
自分の子供に向かって、
『お前のために、お友達の○○ちゃんちは管理費払ってても駐輪場が1台も使えないんだよ。良かったね♪』
って言えますか?