高圧一括受電 まとめ

既築マンションの高圧一括受電化について

私の住んでいるエリアは既築マンションの一括受電工事及び電気小売りをしてくれる会社があまりにも少ない!

電気の小売り会社の事業収益は薄利で長期契約しないと設備投資した分が回収出来ないと言われても、管理組合にとって契約期間が長過ぎる!将来のエネルギー事情が読めない。

ちなみに、
管理組合が一括受電を採用するのには、簡単に言って3/4以上の賛成が必要になります。
実際には全員の合意が無いと受電までスムーズに事が運びません。
契約後に『あの会社から買うの止めよう!』という事になったら、これも管理組合の総会で解約の決議が必要になります。
結局は全員の合意が無いと解約も難しいでしょう。
ということは、一度契約したら半永久的にその会社から電気を買う事になる可能性大です。
管理組合にしてみたら『一度契約したら解約は難しい!そんなに簡単に契約に踏み切れるか!』ではないでしょうか?

いくら電気の小売り会社が『薄利多売の商売なんです!』言っても、長期にわたる美味しい商売。
企業間競争して、契約条件だけでも下げて欲しい!
携帯電話みたいに、電話番号そのまま=変電設備のリース契約譲渡、契約期間短期化、云々。
と言っても、まだまだ同業者が少なくて、そこまでは当分かかるでしょう。

そして何より被災時の復旧能力が不明であること。
その小売り会社や提携先の電気保安会社自体が被災して誰も電気の復旧に来てくれない、もしくは全国の電力会社が団結して復旧作業に従事するととしても、復旧順序はどうなるのでしょうか?


結論

既築マンションにおける一括受電の採用について、

マンションの修繕積立金が不足しているものの、各部屋の管理費や修繕積立金の増額が見込めないマンションが導入するには良いでしょう。

おしまい