共用部分の電気代を抑える方法 つづき

臨時の電気契約等特殊な契約を除くと、
電気料金はどの契約も
基本料金+使用量料金
から成ります。

使用量料金は使った量に合わせて請求されます。

今回はマンションの共用部分のにおいて採用数が一番多い『電灯+動力』の2つの契約がある場合で電気代を抑える方法を説明します。

確認していただきたいのは、まずは基本料金です。
基本料金の決め方は大まかに言うと、
・ブレーカーの大きさで決める
・使用する機器の総和で決める
・屋内幹線の数で決める
といったところでしょうか。

でも月日の経過により実際の設備と基本料金の内訳とが合わなくなっている場合が多いです。

今は省エネタイプの機器が沢山有ります。
一番よく聞くのがLEDタイプの照明。
廊下の照明を全部LEDにして電気代が安くなった!と言っても、それは使用量料金の部分だけで、基本料金はそのままになっていませんか?

もっと大きく基本料金が変わる可能性が有るのは、動力です。
例えば給水ポンプ。2つのモーターが共に大きな消費電力で同時稼働していたのに、今となっては小さな消費電力でモーターが片方動くだけ。
給水ポンプだけの基本料金はというと半値以下ということになります。

このように現在の設備を確認して正しい基本料金に修正して下さい。

注意していただきたいのは、基本料金の決め方をブレーカーの大きさで決める方法です。
ブレーカーで一度に流れる電気の大きさを限定するのですが、消防設備等の絶対停電しては困る設備があるはずです。
ブレーカー契約に変えて、いざとなったら消防設備が使えないなんて事になっては大変です。
その事を熟知した上で検討をすべきでしょう。

今の設備を確認して、次に見ていただきたいのは、過去1年間の電気の使用量です。

と、ここでサラリーマンの昼休み終了につき、つづく