改正マンション建て替え円滑化法

所有権って最強じゃあなかったのね~と知らしめた法案が可決されました。

どんな法案か簡単に言えば、
『1981年よりも前に建てられた建物は8割の賛成が有ればマンションを丸ごと売却出来るよ♪』
と言うものです。

例えば古いマンションで、
「もうワシは年だから死ぬだけじゃ~。耐震補強も、建て替えも要らん~。」
なんて言い続けていたら、
今までは多数決で負けても建て替えられる新しいマンションに住みたい!と言えば、(差額等要るかもしれないが)住まいは確保出来たのに、
改正後は古いマンションが丸ごと売却なので、仮に新しいマンションがそこに出来たとしても、当然のように住める権利は有りません。
その新しいマンションに住みたいのなら、抽選で当たりを引いて全額払っての、フツーにマンションを買って住むしか有りません。


私は今、電卓をたたいています。
容積率と建蔽率と修繕積立金にゆとりが有るものの、建て替え決議に失敗した中古マンションが、この法案によりってどの位投資価値が変わったたか?

気分は昔見た『風の谷のナウシカ』に出ていた女王様です。
「行けー!焼き尽くせ~!(でもって新しいマンションの部屋数多いの建てろ~!)」