悲しき少年A
「人間の性格は変わらない。変えたいと思うならそうなりたい自分を演じ続けること。そうすれば少しずつなりたい自分になったと思うようになる。」
これは『ちっちゃいことでクヨクヨ悩む自分の性格を変える方法』をワインを飲みながら飲み友達の精神科医に教えてもらった事です。
その時は、演じることにより人も自分も騙すのか?位に思っていました。
最近、神戸自動殺人事件の犯人であった少年Aが手記を出版したとの事。
その事を知った時、私は悲しくなりました。
彼は変わっていないからです。
彼に悲しくなったというよりも、医療と司法の限界に悲しくなりました。
そんな本など読む気にもなりませんが、
想像するに、
彼は出所して、これから一生続く地味な生活にひどく落胆したのではないのでしょうか?
彼の
『注目されたい。皆に尊敬されたい。』
という欲は、いとも簡単に獄中での更正医療を無かったものにしたと言えるでしょう。
『人は変われるもの』
と信じる事の難しさを知った気分です。
結論
正に不快。