マンションとコンパクトシティ

15年前、スーパーど田舎の水飲み百姓出の私が、
「田んぼ潰して家を建ててやるから出てかんといて~」と言う母を振り切って、
街中(といっても地方都市)のほぼ駅前にマンションを青田買いした理由は、
田舎と街の差は将来どんどん差が開くだろうと思ったからです。

うちの田舎は、
・光ケーブル、PHS等通信サービスの開始予定全く無し。
・電車の開通は夢のまた夢。
・ピザ、ネットスーパーの配達対象エリア外。
・一番近い医者に行くにも車で行く距離。
でもって医者本人も高齢者。
といった所です。

将来、少子高齢者社会がどんどん進んだら、この差はどんどん広がるでしょう。
どんな企業だって、割りの合わない投資はしたくないですから。

政府が出しているコンパクトシティの考えも正にこれです。
出来るだけ人を街に集めて行政サービス等の効率を上げます。

街への投資はされるが、田舎にはされない。
街の人口は維持されるが、田舎は人口が激減していく。

なんだか寂しい話です。

では、私達個人が今出来る事は何だろう?
と考えると、
やはり国富流出を出来るだけ避けるために、国産品を買おう!なのかなあ?

*実家はちゃんと跡継ぎ居ます。母は独居老人ではありません。